僕の大好きな俳優の一人、ジャック・ニコルソン主演の2002年公開の作品です。
個人的にジャック・ニコルソンの作品にハズレはないと思ってるんですが、この映画もやはり素晴らしかったのです。
アバウト・シュミット(About Schmidt) 2002年の作品
ストーリー
ネブラスカ州オマハの保険会社でアクチュアリーとして働いていた平凡な66歳男性のウォーレン・シュミットは退職した。
しかし退職後の新しい生活に馴染めず、自分には価値がなくなったように感じていたウォーレンは、テレビ・コマーシャルでアフリカの子供たちを援助するプログラムを知り、6歳の少年ンドゥグの養父になって彼に手紙を書くようになる。
しかし、家族のことなどを書いてゆくうちに世の中や自分の境遇に関する怒りがこみ上げてくる。
そんな折に妻のヘレンが急死してしまう。
しかも妻が過去に自分の親友レイと浮気していた事を知ってしまい、やり場のない気持ちを持て余したウォーレンは、トレーラーハウスで一人娘ジーニーの結婚式の手伝いにデンバーに行くことにする。
しかし、ジーニーに手伝いは要らないと断られたウォーレンはそのまま旅に出るが、キャンプ場ではトラブルを起こしてしまう。
娘の婚約相手ランドールの実家を訪ねたウォーレンは、ランドールの母親ロバータをはじめ、彼の家族がとんでもない連中だと知ると、ジーニーに結婚をやめるように諭すが、そんな父親の言葉に娘が耳を貸すことはなかった。
意に反して娘の結婚式を無難にこなし、やがて帰宅したウォーレンは留守中に届いていたチャリティ団体からの手紙を見つける。
そこにはンドゥグが描いた絵が同封されていた。
それを見たウォーレンは涙を流す。
出典:Wikipedia
内容はジャック演じる定年を迎えたサラリーマン、シュミットの老後の生活を描いたものです。
派手な演出やハラハラドキドキするようなシーンもこの映画にはありません。
あるのは我々が過ごすのと同じありふれた普通の生活。
名優ジャック・ニコルソン
日々の悩み・葛藤・怒り・寂しさ・・・。
そんなあたりまえの感情がジャック・ニコルソンの名演によって共感させられます。
彼の表情で感情を表す演技に観ている人は心奪われるでしょう。
そして観終わったあとはなぜか目頭が熱くなってしまいます。
“定年まで仕事を勤め上げ、辞めたとたんに腑抜けになってしまう”
・・・なんて話はよく聞きますが、この映画はまさにそんなよくある話を映画にしたものです。
でもジャック・ニコルソンが演じると、そんなよくある話もユーモアで感動的なドラマになってしまうのだからさすがです。
おまけ
スティーブン・キングの「ミザリー」で有名なキャシー・ベイツが脇役で出てたのには驚きました。この人です↓
この人もかなり個性的な女優さんですね。
キャラが濃い濃い。
さらに誰得なヌードシーンまで披露してます。
まとめ
自分の老後についていろいろ考えさせられる映画ですが、決して暗いものではありません。誰しもが訪れるであろう“老後の生活”は、思っているほど悪くないのかなって気にさせられました。
「人生とはなんぞや?」ってときに観るときっと、ちょっぴり気分が楽になりますよ。
予告編
アバウト・シュミット
監督:アレクサンダー・ペインキャスト:ジャック・ニコルソン, キャシー・ベイツ
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