今回ご紹介するアルバムは知る人ぞ知るバンド、BODYの「FLAME」です。
この「知る人ぞ知る」はかなりマニアック寄りだと思うので、マジで知っている人がいたらけっこううれしかったりします。
もちろん知ってるって人もいるとは思いますが、圧倒的に知らない人の方が多いのは確かだと思います。
つまり、今回紹介するアルバムはそういうバンドであり、そういうアルバムなのです。
BODY FLAME
まず、このアルバムを紹介する前に “BODY” というバンドの説明が必要だと思うので簡単に説明しときます。
BODYとは、1994年にデビューし、同年早々と解散した日本のロックバンドです。
メンバーはこんな感じです。
- ボーカル：木村直樹
- ギター：瀧川一郎
- ベース：岡田基樹
- ドラム：菊地哲
その後、幾度かのボーカルの交代を経てこのメンバー編成となりました。
ちなみにボーカルの木村直樹とベースの岡田基樹は、おのおのバンド活動はしていたようですがシーン的には無名の新人だったようです。
そんな新人二人を迎え、当時人気絶頂だった瀧川と菊地の再デビューということもあり、デビューイベントの告知も大々的に行われたようです。
そんな彼らの唯一にして無二のアルバムがこの「FLAME」なのです。
いわくつきのアルバム
聴いたことがある方ならお分かりだと思いますが、このアルバム、ボーカルとベースが異様に小さい。
んです。
というか、
ギターとドラムが異様にデカイ。
といった方が正しいのかも知れません。
はじめてこのアルバムを耳にした時は正直、
「えっ？？全編カラオケ？？」
ってなりました。
しかし、当時高校生だった僕は違和感は覚えつつも深くは考えず聴いてましたが、よくよく考えるとこんなミキシングでリリースするなんてひどいね。
「NO！」と言えるヤツはいなかったのか…。
この異様なミキシングには、「メンバーの力量の差」とか「スタッフとの確執 」など諸説あるようですが、どちらにしろ私情を作品に乗せちゃうのはまずいよねぇ…。
新人を起用しときつつ “力量の差” ってのもどうかと思いますが、ボーカルもベースも決してヘタじゃありません（一応プロだから当たり前だけど）。
むしろボーカルの木村直樹はかなり上手い！
声の好みは別れると思いますが高音の伸びもいいし、こういったビートロックにはピッタリの声質だと思います。
BODY解散後に再び瀧川・菊地コンビが結成した「CRAZE」（こちらもなにかとあったバンド）と言うバンドでもBODYの曲をたびたび演奏しているんですが、このBODYバージョン、というか木村ボーカルが一番かっこいいんですよね。
とはいえこのCD、さすがに苦情があったんでしょうね。
後にリミックス版と銘打った再トラックダウン盤が発売されてます。
最初からちゃんとせい。
なんだかんだ言っても名曲揃い
音のバランスの悪さには文句も言いたくなりますが、楽曲自体は名曲ばかりなんです。正直、詞に関しては今聴くとちょっと、…というかかなりクサイですが…、楽曲のアレンジがすばらしく疾走感もあり、むしろそれらの歌詞が清清しくさえ思えてきます。
アルバム一枚だけのバンドですが、プロモーションには相当力が入ってたんでしょうね。
PVが数曲ありますので是非ともご覧下さい。
My Self
I Love You
Still My Love
Day Dream
Youtubeには、デビューライブにして解散ライブでもある「武道館ライブ」もアップされているので、気になった方はそちらも是非ご覧下さい。
このライブの模様はCDでもリリースされているので、「なんだかファンになっちゃったみたい…」というあなたは是非とも買いましょう、そうしましょう。
まとめ
いかがでしたか？彼らはたった一枚のアルバムしか残していませんが、その完成度は非常に高いと思います（音のバランスは除く）。
「もしも解散していなかったら、すばらしい楽曲がもっと世に生まれていたんじゃないか？？」と思うと残念でなりません…。
でも、もう大丈夫！！
このブログを読んでBODYを初めて知ったという方。
おめでとうございます！！
もうあなたはりっぱな「BODYer（ボディラー）」です。
さぁ！胸を張って下さい！！
明日からは供にBODYの魅力をドンドンじゃんじゃん無理やりにでも広めてゆきましょう！！
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