今回ご紹介する曲は、郷ひろみと樹木希林のデュエットソング、その名も「林檎殺人事件」です。
昭和の名曲中の名曲なので、ほとんどの方がご存知だとは思いますが、
大好きであるが故に・・・
紹介させて頂きます。
大好きであるが故に・・・
紹介させて頂きます。
林檎殺人事件
「林檎殺人事件」は1978年に発表された
・・・。
1978年と言えば僕がこの世に生を享けた記念すべき年でもあります。
うん、どうでもいいですね。
この「林檎殺人事件」はオリコンでは最高6位、「ザ・ベストテン」では4週連続1位を記録するなど大ヒットしました。
“郷ひろみ&樹木希林”、この異色に思える2人のデュエットですが、この「林檎殺人事件」の前にも「お化けのロック」という曲をリリースしています。
というのもこの二人、1978年の「ムー」、そして続編の「ムー一族」というテレビドラマで共演しているのです。
で、その番組から生まれた幻のユニットというわけなんです。
番組名もすごいですね。
ちなみに「お化けのロック」はこちら。
ドラマ同様この曲も大ヒットし、続編ドラマ「ムー一族」でのファン待望の新曲が「林檎殺人事件」だったというわけなんですね~。
そういった話題性を抜いてもこの曲はすごいんです!
もとい、
すんごいんです!!
ということで個人的すんごいと思うポイントを勝手にご紹介します。
おっと!まだまだ聴かせませんよ!
その① タイトルがすんごい!
先ずタイトルがすんごい!
まぁ、お分かりだとは思いますが、
「林檎殺人事件」
ですよ!
英語で言えば
“The Apple murder case”
ですよ!!
ですよ!
英語で言えば
“The Apple murder case”
ですよ!!
タイトルだけ聞くと「白雪姫」的なモノを想像してしまいますよね。(※白雪姫は死んでない)
“殺人事件” をテーマにした(タイトルにした)曲ってこの曲以外ないよね??
しかも、同タイトルのサスペンス映画の主題歌とかならまだしも、ホームコメディードラマのしかも挿入歌ですからねぇ。
その上ドラマの内容とは一切関係ないってんだから驚きです。
というのもこの「ムー一族」というドラマは「寺内貫太郎一家」や「時間ですよ」等の伝説の番組をプロデュースしたあの久世光彦の作品で、当時としても斬新かつ画期的な番組だったそうです。
生放送の回があったり、通行人役で著名人が出演してたり、番組の途中で急に歌や情報コーナーが始まったり…なんでもありだったようです。
そういった番組だったので、この意外な組み合わせも「林檎殺人事件」という不可解な名曲が生まれたのもなんとなく頷けます。
その② 歌詞もすんごい!
曲名どおり歌詞の内容も、ある殺人事件を追う探偵が主人公のストーリー仕立になっています。
犯行現場に落ちていた “林檎” を手掛かりに探偵が推理し犯人を追う、といった展開の歌詞なんですが、いつのまにか「男と女」、さらには「アダムとイブ」、といった壮大なスケールになってます。
ただ「林檎殺人事件」の詳細や結末は、この歌を聴く限りでは漠然としすぎてイマイチよく分かりません。
しかし、この歌詞についてはネットでも(一部の間で)議論され様々な解釈があり、それらを見ながら聴いてみるのも面白いです。
ちなみに作詞は阿久悠さんです。
作詞家「阿久悠」についての説明はもはや必要ないですよね。
やはりこの方はすごい。
出だしから「あぁ哀しいね…哀しいね」ですよ。
そしてサビは「フニフニフニフニ…」ですよ。
このセンスはさすがです。
その③ 楽曲がすんごい!
聴いて頂ければ分かるのですが、イントロからまさに “70年代アイドル歌謡曲” そのもの といった感じでダンサブルでかなりポップです。
この軽快なリズムからはとてもこれから殺人事件が始まるとは思えません。
この軽快なリズムからはとてもこれから殺人事件が始まるとは思えません。
まして出だしが「哀しい」なんて単語から始まるとは誰も想像しないでしょう。
AメロBメロはノリノリで、ひろみ&希林の掛け合いはユニゾンなんですが心地よく聴いていて気持ちがいいです。
そしてサビの「フニフニ…」の部分はつい一緒に口ずさみたくなります。
しかし、最後の「哀しいね…」の部分はちょっぴり哀愁漂い、なんだか切なくなってくるんですよね。
この一見訳の分からない歌詞と、ポップでありながらどこか哀愁漂うメロディーが見事に融合され、殺人事件というシリアスなテーマをコミカルで親しみやすくしているのでしょうね。
作曲は穂口雄右さん。
キャンディーズの名曲「春一番」などを作曲された方です。
僕が好きな “RCサクセッション” の「ぼくの好きな先生」の編曲にも携わっていると最近知り、ビックリしました。
その④ 組み合わせがすんごい!
前述しましたが、異色のこの2人がデュエットしてるってことがやはりすんごい!!
なによりも樹木希林が歌って踊ってるのが意外過ぎて、初めて映像を見たときは驚きました。
リアルタイム世代の方々は2人の経緯をご周知かと思われますが、僕のように『樹木希林=アカデミー賞女優』のイメージ世代には、初めて見るこの姿にぶったまげるでしょう。
今では畑違いのコラボ的なものもテレビで頻繁に見るようになりましたが、23歳のアイドルと35歳の女優のコラボは、当時は相当衝撃的だったのでしょうね。
それではどうぞ
前置きが長くなってしまいました。
皆さん、もう聴きたくて聴きたくてウズウズしていることでしょう。
・・・。
・・・。
おまたせしました。
いろいろ語りましたが、初めて聴くって方は余計な知識など入れず真っサラな気持ちで聴いてみて下さい。
いかがでしたか??(ドヤ顔)
歌って踊る二人の姿はホント楽しそうで、
「あぁ…、音楽って、ホント、すばらしいなぁ…」って心の底から思わせてくれる名曲です。
この振り付けも面白いですよね。
希林さんの楽しそう顔がとっても可愛らしく印象的です。
カバー
名曲故にカバーもされております。
2つほどご紹介いたします。
2つほどご紹介いたします。
安藤裕子 / 林檎殺人事件(feat.池田貴史)
安藤優子の「大人のまじめなカバーシリーズ」というアルバムでカバーしてます。
ゆる~い感じがいい味出してます。
ゆる~い感じがいい味出してます。
PVにはまさかの本人登場!
河村隆一&篠原ともえ
正式なカバーではありませんが、河村隆一と篠原ともえによる、音楽番組「Love Love 愛してる」でのコラボ。
ちょっとキャラ的に二人とも被っている部分があって、違和感なく見れます。
ちょっとキャラ的に二人とも被っている部分があって、違和感なく見れます。
音源化されているものは1つしか見つかりませんでしたが、他にモダンチョキチョキズやモーニング娘がそれぞれ下記のアルバムでカバーしています。
残念ながら動画は無かったので興味がある方はCDでどうぞ。
まとめ
いやはや名曲!!
名曲中の名曲すぎて僕が今更紹介する必要なんてないのですが、希林さん追悼の意味も込めて今回ご紹介させて頂きました。
樹木希林さんの大ファンだったというわけではないのですが、芸能人などに全く興味がないウチの親が希林さんだけはなぜか大好きで、僕も子供の頃からなんとなく親しみを持っていました。
そんなわけで先日の訃報はとても残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りします。
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