さて、前回は「BODY」という結構マニアックな(ファンの人ゴメンなさい)バンドを紹介しましたが、今回もなかなかだと思われます。
Kings of convenience(キングス・オブ・コンビニエンス)というグループの「Declaration of Dependence」というアルバムをご紹介します。
「Declaration of Dependence」
「Declaration of Dependence」は2009年に発表されたKings of convenienceの5枚目のアルバムです。
アルバムタイトルの「Declaration of Dependence」を直訳すると「依存性の宣言」といった意味だそうです。
一見なんのこっちゃかサッパリですが、
自由でいること、独立していることに飽きたアイリック・ボーとアーランド・オイエが行き着いたのは、お互いを頼ることの気持ちよさと心地よさを実感できるような仕上がり!まさに正反対な性格の2人が依存しあうことで生まれた美音の賜物。
出典:HMV
という解説から、「お互いソロ活動や長い休みなどを経て、再び一緒に演る喜びを表現した」ということなのでしょう。
正直、このアルバム云々以前にKings of convenienceがどういったジャンルの音楽なのか知らないという方も多いと思います。百聞は一見にしかず、まずは聴いてください。
24-25
Me in You
Boat Behind
こんな感じでドラムレスのアコースティックサウンドを基盤に、ポップ、ソウル、ボサノバなどを多彩に表現しています。
どの曲も一貫して ”やさしく”て“心地いい” ので、静かなひと時のBGMにピッタリだと思います。
そして特筆すべきは、やはり2人の抜群のハーモニーだと思います。
「こんな感じのグループいたよな…」とピンと来た人もいるかもしれませんね。
“フォークギター+美しいハーモニー”といえばサイモン&ガーファンクルを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
まさにその通り!このKings of convenienceは「北欧のサイモン&ガーファンクル」とか「21世紀のサイモン&ガーファンクル」とも呼ばれているのです。
そもそも僕がこのグループを発掘したキッカケもS&Gでした。
アルバムすべて聴きこむほどS&Gは昔から大好きなんですが、ある時「他に同じようなアーティストはいないものか?」と探していた時にこの「Kings of convenience」に出会いました。
初聴から「おぉ!!」ってなるほどS&Gっぽくて、なおかつ美しく独創的な楽曲たちにあれよあれよと引き込まれていったわけなんです。
初聴から「おぉ!!」ってなるほどS&Gっぽくて、なおかつ美しく独創的な楽曲たちにあれよあれよと引き込まれていったわけなんです。
S&Gについてはまたいずれ熱く語りたいと思います。
「Kings of convenience」とは
Kings of convenience(キングスオブコンビニエンス)は1999年に結成された、ノルウェー・ベルゲン出身のアコースティック・ポップデュオです。
グループ名を直訳すると「コンビニの王様たち」というちょっと意味不明なグループ名ですが、なんでも「どこにでもあるコンビニのように自分たちの音楽を楽しんでもらいたい」という思いで付けたんだとか。正直分かりにくいね。
前述の通り悲しいかな、日本ではあまり知名度はない方だと思います。
メンバーは、
- Eirik Glambek Bøe(アイリック・ボー)Vo.Gt
- Erlend Øye(アーランド・オイエ)Gt.Vo
イケメンがボーさんでメガネの方がオイエさんです。
どちらもメインボーカルをとっていますがボーさんの方が多いようです。イケメンだから(ウソ)。
オイエさんは天才肌で、作曲の多くを担当している他、PVでは独特のダンスも披露してくれてます。
一方でイケメンことボーさんは、音楽活動以外に“セラピスト”という肩書きも持っていて、さらには市議会議員に立候補したりとその多才ぶりがうかがえます。
このデュオ以外にお二方ともソロ活動や別のバンドなどでも活躍されているようです。
現在、ボーさんは「Kommode」というバンドで活動しているようです。
バンドとはいえ、こちらもKings of convenience同様にやわらかい感じのサウンドでとっても気になります。
2009年のこのアルバムを最後にKings of convenienceとしての活動は停滞しているようですが、解散したわけではないので是非とも活動を再開し、新作をひっさげて来日してもらいたいものです。
まとめ
いかかでしたでしょうか?アルバムジャケット同様、まるで海辺で二人が歌って聴かせてくれるようなアルバムです。 「フォーク」、「S&G」、「美しいハーモニー」などにピンときた方は是非とも一聴ください!
必ず気にいると思います。
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