聴いてよかった 聴いてよかった-私的名盤

バンドブームに独自の世界観を貫いたバンド / GALAPAGOS(ガラパゴス)「TREASURE」

毎度のことながら“私的名盤”を勝手に紹介させて頂いています。気付けばもう20回超えてたんですね。この調子でいったら、死んだとき棺桶がCDだらけになりそうです。

さて、今回もなかなかマニアックなヤツですよ。
知ってる人がいたらお友達になって下さい。

TREASURE best of GALAPAGOS


まずはバンドをご紹介します。
「GALAPAGOS（ガラパゴス)」というバンド名です。
1990年にシングル「INDIAN BOY」でデビュー、4年の活動を経て1994年に解散しました。




イカ天ブームだった1990年は「たま」「BIGIN」「FLYING KIDS」などが続々とデビューしています。また翌年には「スピッツ」や「ミスチル」など今でも活躍している大御所バンドがデビューしており、まさにバンドブーム真っ盛りの時代だったわけです。

そんな中、当時日本では珍しい“ジャングル・ビート”というジャンルを取り入れ、他とは一線を描くしていたバンドがガラパゴスだったのです。


メンバーは、
  • Vo 狩野環（かのうたまき)
  • Gt 田中詠司
  • Ba 上西泰史
  • Dr 飯塚徹
という女性ボーカルの4人編成です。

ボーカルの狩野環は、なんとあの布袋寅泰の妹なのです。知らない人も多いと思います。
そんなこともあってか事務所も同じで、ガラパゴスが布袋のツアーの前座を務めたり、はたまた布袋がガラパゴスの曲をカバーしたりと、当時はなにかと親交があったようです。

解散後はベースの上西と「SUPER EGO」というバンドを結成、後にそこのドラマーと結婚し、その後は一線から退いております。

ちなみに娘のタグチハナも現在シンガーソングライターとして活動しています。


当たり前ですが、布袋さんとは伯父と姪っ子の間柄です。
お母さんそっくりですねぇ。


ギターの田中詠司はガラパゴス解散後は一時PERSONZに加入していました。

ドラムの方は元BOOWYの松井常松のバックをしていたこともあったそうですが、現在は消息不明だとか。（笑）


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ガラパゴスは4年の活動期間中にシングル4枚、オリジナルアルバム3枚をリリースしています。
そしてこのアルバムは解散後に出された、ライブテイクを含むいわゆる彼らのベストアルバムなのです。


おすすめ

“ベスト”なので全曲おすすめなのは当たり前なんですが、その中でも厳選した名曲たちをご紹介させて頂きたいと思います。（単にYouTubeにあるのを選んだだけ）


Down by law


初めて聴いた時は衝撃を受けました。
重厚なリズム、エスニックなギターリフ、そして美しいメロディーと独特の世界観を持った歌詞。
これぞ“ガラパゴス”といった曲です。


月の流す涙


こちらはバラード。美しく、そしてどことなく悲しい歌詞がステキです。
なんとなくチャゲアスの「万里の河」っぽくって好き。


My love again


イントロのギターが印象的なポップチューン。踊りだしたくなりますね。
学生時代、夢中で耳コピした思い出の曲です。


それから動画はありませんでしたが、ネーナの「ロックバルーンは99」のカバーもかっこよくてオススメです！


まとめ

ざっくりな紹介でしたが、「ガラパゴス」はいかがでしたでしょうか？
ポップなメロディーにエスニックなサウンドがクセになるバンドだと思います。


実は大学時代にサークルでコピーしていたこともあって、かなり思い入れがあるアルバムだったりします。
今だにちょくちょく聴いていますが全く色あせませんね。

気に入った方は是非ともチェックしてみて下さい！(中古しか売ってないけど…)


ＧＡＬＡＰＡＧＯＳ／トレジャー・ベスト・オブ・ガラパゴス
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